占いの種類(命術、卜術、相術)
昨年から私たちの世界は一変してしまいましたが、2021年も、まもなく夏を迎えます。
巨大イベントを控えて、ますます不安がつのるばかりですね。
かといって、落ち込んでばかりいても始まりません。
この先、何が起こるかわからないようなときには、やっぱり占いが頼みの綱のような気がします。
前回、占いには「西洋占い」と「東洋占い」があり、それぞれに特徴があることを解説しました。
占いには、実は「手法」によって分類する方法もあり、それが「命」「卜」「相」です。
今回は、この「命」「卜」「相」について、それぞれ見ていきましょう。
命術(めいじゅつ)
命術では、相談者の生年月日、生まれた時間と場所などをもとにして、その人の運命を占います。
具体的には、生まれもった才能や性格、相性などを占うのに適しています。
星占い、数秘術、四柱推命、算命学、宿曜、0学、九星気学、紫微斗数などが、これに含まれます。
卜術(ぼくじゅつ)
卜術では、「すべては必然的に起こる」という基本的な考えをもとに、一見偶然に思える物事に必然性を見出し、占います。
約3000千年の歴史があるといわれており、当初は亀の甲羅を焼いて、その亀裂の形で占っていました。
タロット、ルーン、易、おみくじなどが、これに含まれます。
相術(そうじゅつ)
相術では、ものの形状をもとにして占います。
したがって、「家の中を模様替えする」「化粧をする」といったように、形状を整えることで運気を良くすることが可能です。
手相、顔相、風水、姓名判断などが、これに含まれます。
占いには、それぞれ特徴があり、どんなことを占うのに適しているのかも、占いによって異なるのです。
「好きな人との相性を知りたいから命術!」
「明日、何が起こるか知りたいから卜術!」
「運気を上げたいから相術!」
というふうに、用途に応じて選ぶのがいいでしょう。